タイミングベルトについて♪BLOG
㈱木下モータース 木下です♪
前回は「ベルトの鳴き」についてお話しでした♪
今回はベルトの流れで「タイミングベルト」についてです♪
同じベルトと呼ばれるのに前回の話しになぜ項目に入ってないかと言うと、タイミングベルトは付いている場所も違えば、交換時期なども全然違うため内容に入れませんでした♪
整備・メンテナンスに関心があり、時間がある方ぜひ読んでみてください♪
まずはタイミングベルトの役割についてです!
名前的に何かのタイミングを取っていると思った方( ^ω^)・・・
正解です♪
では何のタイミングを取っているの(・・?って話しです♪
吸気バルブとピストンの位置をご覧ください♪
吸気バルブが下がって開いている時にピストンも下に来ているのがわかりますか(・・?
これが大事なんです!
ってことは吸気バルブが上にきて閉まっているときはピストンも上
バルブが下でピストンも下
バルブが上でピストンも上
バルブが下でピストンも下
バルブが上でピストンも上
はい!このタイミングを取っているのが、タイミングベルトです!!
これが何かというと♪
まずエンジンが動くために、
1.燃料 (ガソリン)
2.吸気 (空気を吸い込む)
3.点火 (プラグと呼ばれる部品で火花を飛ばす)
が必要になってきます!
【燃料】と【空気】を混ぜたもの(混合気)を吸気バルブから入れて【プラグで点火】させてガスを外に出す!という作業が上の図の場所で行われるんです!
簡単に書きましたが、車のだいたいは4ストロークという4つの工程を1セットにしております♪
下に【4ストローク】については詳しく説明いたします♪実際はこの4ストロークのタイミングを計っているわけなんです♪
【交換目安】
走行距離10万kmまでです♪早い目7~8万kmに交換するのが一般的です♪
もし交換しないで切れてしまうと先ほど話したタイミングが取れず、吸気バルブとピストンが当たってエンジンがオシャカになっちゃうわけです!これですごーく大事なのがわかって頂けるかと思います♪
ちなみに今の新しいお車などは、タイミングベルトではなくタイミングチェーンと呼ばれるものが付いています♪これは基本的に交換不要です♪
スズキのお車は早くからこのタイミングチェーンを取り入れていました♪
【 4ストローク 】
吸入 → 圧縮 → 燃焼 → 排気
この4つの工程が1セットです♪
1.吸入
→燃料を含んだ空気(混合気)がシリンダーの中に送り込まれる。
→吸気バルブは開いている。
→排気バルブも閉まってる。
→ピストンは下。
2.圧縮
→ピストンが上に上がってきて混合気を圧縮します。
→吸気バルブは閉まっている。
→排気バルブ閉まっている。
→ピストンは上。
3.燃焼
→ここで混合気にプラグから火花を飛ばして燃焼させます。
→吸気バルブは閉まっている。
→排気バルブ閉まっている。
→上にあったピストンがこの工程で下がります。
4.排気
→燃焼されたガスがシリンダの外に出されます。
→吸気バルブは閉まっている。
→排気バルブは開いている。
→ピストンは下。
余談ですが、ディーゼル車はプラグによる点火がございません♪
ではどうしているか(・・?
空気を圧縮で加熱したところに燃料を噴射します!燃料が自己発火し、ピストンを下に下げるのです♪